講師紹介 | 浅草 真の脈診と鍼灸治療を学べる 脈診経絡治療協会

講師紹介

上原一郎 / 代表・講師

こんにちは。脈診研修鍼灸協会の上原一郎です。

こちらのページでは、僕が脈診と経絡治療との出会いと勉強してきたこと。そして協会を立ち上げるまでの経緯と想いを伝えていきます。

最後まで読んで頂けると嬉しいです。

鍼灸業界に入った理由

小学生の頃からスポーツ系の部活や武道もしていたので怪我が本当に多くて、近くの接骨院に入り浸る子供でした。でも当時は骨折をしても整形外科ではなくて、接骨院にお世話になっていたので「手当て」という行為を触れる機会が多かったので、「手当て」をする仕事を選んだきっかけとなりました。

でも専門学校に入学するときには「鍼灸治療で食べていく」というよりもマッサージの資格を取り行くぐらいの軽い気持ちぐらいしかありませんでした(笑)。鍼で怪我とかを治してもらった経験がなかったので、鍼灸の国家資格は「おまけ」にしか考えてなかったのです。当然、脈診と経絡治療という鍼灸治療があるのすら全く知り得ませんでした。

本当に食べていけるのか?
不安に思い始めた頃に脈診と経絡治療と出会う

正直、入学してから按摩やマッサージの実技以外の授業は面白いとは思わなかったです(苦笑)。座学は覚えることが多いし、艾をチマチマとひたすら小さくヒネったりするのも面白くなかったし、鍼は練習台での練習だけでしたら良かったのですが、身体に打つ練習をやることも、同級生の鍼を受けることも怖くて嫌だったのです。

入学して半年経った時に

「鍼灸は本当に効果あるのか?」
「鍼灸治療で本当に治せるのか?」
「人を治せる治療家になれるのか?」

と不安が混じった疑問が湧き、どんどん大きくなっていきました。

「このまま(専門学校を)卒業するだけで大丈夫なのか?」と将来に対して不安と心配を感じ始めていた頃、『脈診』という体の内部がわかるものがあることを知ったのです。

知った瞬間、「さすが東洋医学」「すげぇ」と感心した好奇心の勢いだけで申し込みました。学費は自分で支払っていたので、受講料が別にかかることを考えた一瞬だけ躊躇しましたが、「それは身に付けるべきだ」と一生使えて食べていける技術を身に付ければ、元はすぐに回収できるだろうと考えただけ。本当に安易に後先考えずに申し込みしてしまったのです。

講習会を受講して

期待と不安でドキドキして受講した講習会の初回。
講義は理解するどころか、日本語にすら聴こえない…。東洋医学用語も触れ始めた1年生の頃ですから当然のことでしたが、「え…」「なにを喋っている??」と呆気にとられた始まりでした。

その講義の後は実技のデモンストレーションを見学するのですが、100人を超す受講生たちに圧倒されて遠間からしか見ることができませんし、人垣の間を背伸びしながら見るだけでは視点が定まらないので細い鍼先はほとんど見えません。メインの大先生が何の目的で、何をしているのかも分からない…。唖然としたまま場に飲まれて終わった前半で、すでに疲れ果ててしまいました。

昼食後は班ごとに分かれて実技指導を受けました。デモンストレーションで行っていた経絡治療の流れを細分化した実技指導を受けることができ、やっと一安心しました。

こんな初回だったので「専門学校の勉強だけでは足りない」「卒業後は食べていけない…」と漠然と感じていた不安は現実のものになる…と同時に「この技術を身につけることが出来たら絶対に食べていけるはず」と根拠のない確信を感じました。

それ以降、講義中は些細なことも含めて講師たちがしゃべった雑談も全て書き綴り、理解できないことを調べたり、「くだらない」と思われるような質問でも講師陣に質問していきました。そうしていくことで少しずつ少しずつ講習会での内容や伝えたいことが理解できるようになっていきました。そしてなにより専門学校の授業も面白くなってきたのです。

経絡治療が自分の鍼灸治療だと感じた

講習会を受講し始めて半年後に学術発表会があり、練習以外で鍼を他人に打ったことのない僕が症例の結果を発表するという、突貫工事のようなことをしなくてはいけないことになりました。

原稿を作成するまでに症例を創らないと、結果を出さないといけません。締め切りまでの時間も短くて、取り組む時間は限られていました。

患者さん(モデル)になってくれそうな人がいるか、知人に訊いていると、親友から奥さんが「毎日夕方になると吐いてしまう」という症状が病院に行っても治らないと相談を受けました。

病院に行っても治らなかった症状を治せるか分かりませんでしたが、当時の僕の鍼を受けてくれる奇特な人なんて他には居ません。モデルになってほしいとお願いをして、講習会で習ったとおりに脈診と経絡治療を必死にやりました。結果は1回目で著効して、4回で完治してしまいした。不安と焦りしかなく必死に取り組んだ結果に、ただただ驚いただけでした。

患者さんには凄く喜ばれたのも嬉しかったですが、それ以上に「この鍼灸治療で治すことができたんだ」「このやり方で間違いない」と確信が持てたことに安心感と達成感に満たされました。

大満足の結果に気を良くした僕でしたが、この結果を原稿にしないといけません。症状を東洋医学的に、そのメカニズムで説明して、それがどうして脈診と経絡治療で治ったかという経緯と理由を文章にする作業を、習ってない箇所の教科書や手持ちのプリント資料を熟読し没頭しました。この作業が脈診と経絡治療、そして東洋医学をより深められた機会になりました。

無事に発表を終えて、苦労して発表した内容がとてもわかりやすかったと周囲から言ってもらえたことで更に自信を持つことができて、それが教える側になる転機になったのではないかと振り返っています。

学術発表会の演者になるように頼まれた時も軽い気持ちで引き受けてしまいましたが、とても面倒なことを引き受けてしまった後悔した想いと、

「自分にできるか?」
「恥ずかしくなく、ちゃんとした発表ができるか?」
「笑われないか?」

という焦りと不安の想いしかなかった半年でしたが、病院でも治らなかった症状を学生時代の僕が治せた成功体験は「自分の求めている鍼灸治療」というかけがえないものを見付けられた達成感と満足感に包まれました。入学した頃にはマッサージの資格だけ取って、マッサージで食べていければいいぐらいの考えはどこかに行ってしまう程の衝撃的な出来事となりました。

そしてこのまま脈診と経絡治療を勉強し続けていけば、「卒業する頃には絶対に同級生とは勝っている」という優越感が芽生え、「鍼灸治療で食べていける」それも「他の鍼灸師とも差別化を図れる」と確信を持て、迷いが一切なくなりました。

引き続き勉強したことを伝える側に

迷いがなくなり、あとはやり続けるだけでした。その後もいわゆる腰痛や肩関節痛などの治療の際に脈診をしながら経絡を使ったアプローチ方法を教えてもらい、習う度に練習していくと腰や肩などの局所にだけアプローチするよりも経絡からアプローチをした方が効果も高く、なにより効果が持続することを肌で感じました。これは凄いことだと改めて経絡治療の素晴らしさを知ることができて感心しました。

アッパーコースを受講すると、内科や婦人科、内分泌科などの難しい症例に対する脈診の知識や考え方、経絡を使ったアプローチ方法を学ぶことができたお陰で、国家資格を取得する頃には甲状腺や子宮のトラブルを脈診で見付けられたり、妊娠していることや胎児の性別までも分かるようになっていき、思い描いていた鍼灸師の理想に近づいていることが感じられました。

アルバイトをしながら専門学校での勉強やテストに追われた毎日にプラスして休日返上で講習会を受講することは大変でしたが、その大変さを超えるメチャクチャ大きな収穫を得られた本当に有意義な時間となりました。

専門学校を卒業後、臨床を積み重ねて、頑固な便秘症や高血圧症、様々な月経痛、甲状腺機能亢進症などを経絡治療だけで治せるようになっていきました。そして経絡治療を継続して受けて頂いていると風邪をひかなくなったなど、体調管理や体質改善していくことで更に喜んで頂けました。

この予防につながることは経絡治療のみはなく、東洋医学全般の醍醐味を実践できていることになりますから、当然のように患者様からの信用は治療する毎に増えていきました。これらの結果と実績から、この脈診と経絡治療に確固たる信用を得られ、再現性や汎用性が高さから、あらゆる疾患に対応できる自信を持とことができました。

そうやって取り組んでいたお陰で、専門学校の専任教員をしながら、在会していた講習会の講師になるご縁を頂きました。

当会を立ち上げた経緯

講師をしていると様々な質問を受けるようになります。その質問のすべてに真剣に返答することは色々なことをもっと深く考える貴重な財産となりました。そして「なぜ受講生が悩んでいるのか」「なぜ脈診と経絡治療が難しい」と言われているのか。脈診30年と言われ、習っていた多くの鍼灸師が挫折したり、諦めたり、習得するまで長い年月が必要とされる理由が分かってきました。

端的に言うと、その理由の全ては昔ながらの「見て盗みなさい」という伝統的な「古い教え」があったからです。つまり「わかりにくい」のです。感覚的に伝えるだけの教え方に問題があるので、同じ悩みを持って試行錯誤しながら培ってきた多くの経験を元に教える方法をあみ出しました。

でもこの方法は講習会の中の教え方やカリキュラムでは思う存分伝えることが出来なかったのです。一番重要な証を決める脈診の流れや脈の選別の仕方が講習会とは違う表現で伝えることになってしまうため誤解を生んでしまうのです。これは短期間で脈診と経絡治療をマスターするにはどうしても必要なので、師匠が亡くなった2年後、喪が明けたとしたタイミングで退会して、当会を立ち上げました。

難しいとされてきた脈診と経絡治療を少しでも簡単にマスターできるように、
目が届くように指導が行き届きやすくできるように少人数制にする。
実技練習の時間の割合を全体の2/3として2倍以上多くとれるカリキュラムにする。
古い教えでは敵わないリスク管理や衛生管理を徹底していって、安心安全に受講できるようにする。

講義をYouTubeなどの動画を観て予習・復習しやすくする。
など改善できるところはどんどん改善していきました。

僕は大先生でも名人でもありません。知識や経験が無くても脈診と経絡治療を一緒に勉強する「あなたの先輩」として先に通ってきた軌跡から得られた多くの教え方や経験の全てを惜しみ隠さず共有します。在籍していた講習会だけでは届けることのできなかった、これまで培ってきた20年以上の学術の全てと臨床経験の中で素晴らしく効果の高かった鍼灸治療をプラスしてあなたに届けます。

当会では4年程で開業後に困らないレベルにまで脈診と経絡治療をマスターすることができます。それは当会の完了生のほとんどの先生方が証明しています。目の前に現れる多くの患者様に感動を与えられる『本当に治せる真の鍼灸師になる』トレーニングを一緒にしてみませんか。

山川志穂 / 講師

鍼灸師としての始まりは整形外科での勤務でした。鍼灸をする機会が少なく、できても対処療法で痛い場所に鍼をする事くらいでした。その後、出産の為に仕事から離れるとますます鍼を打つことから遠くなり、知識もどんどん忘れていき、鍼灸治療ってどうやるのか、何をしたらよいかわからなくなっていました。

この頃はできない焦り、できるようになるのかという不安、卒業後から時間が経ち、今更聞きづらいという気持ち、どんな勉強をどこでしたらいいのかわからないという状況でした。

それでも、

鍼灸がやりたい!
自信をもって治療がしたい!
痛いところにただ打つだけの鍼でなく、その方に合った治療で治したい!

そんな時に出会ったのが脈診と経絡治療でした。

脈って何を診てるの?
本当にわかるようになるの?
なんだかよくわからない…

これがはじめてすぐに思っていたことです。

始めたからには諦めない、わからなくても脈を診つづけてみようと思い、今までやってきました。

わからないと思っていても、脈を診つづけていると、ご本人が気づいてないお身体の状態が少しずつ感じられるようになりました。

ある時、マッサージを受けていた方に脈診をすると風邪をひきそうだと感じ、鍼灸治療をするよう伝えました。その方は大丈夫と帰られましたが、次の日から風邪をひき大変だったと後から聞きました。脈診は言葉ではなく、身体と直接コミュニケーションがとれると実感した瞬間でした。それと同時にきちんと治療できていたら、風邪をひかずに予防ができたであろうと反省もしました。

自信をもって伝え、治療すること。予防ができら病気にならずに元気に過ごせる。そのために一人でも多くの方に脈診と経絡治療を伝えていきたい!その思いで脈診を続けてきました。脈をみて感じていくことを続けていけば、必ずわかるようになります。

私が脈診を始めたのは、子どもがまだ小さい時でした。子どもが小さいから、と思っている方でも大丈夫です。今更かと思っている方、知識ゼロから解る!をモットーにやっています。

一緒に治せる鍼灸師を目指しませんか。

どんな方でも、どんな状況でもじっくりと楽しく学べるように精一杯お手伝いさせていただきます。

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