カリキュラム | 浅草 真の脈診と鍼灸治療を学べる 脈診経絡治療協会

カリキュラム

当会は脈診と経絡治療をマスターするための「年間カリキュラム」を4コースと、年間カリキュラムに加わらない「特別講義」があります。

年間カリキュラム

入門コース

*2020年度(20年9月~21年7月)から内容は変えずに、不定期に4日間集中カリキュラムに変更して開催しています。

前半は六部定位脈診を学習して脈診に親しみつつ慣れていき、経絡治療の基礎をしっかりと身に付けていきます。
後半は臨床で遭遇しやすく基本となる八祖脈を中心に脈状診を学習し、身に付けていきます。前半で学習した経絡治療も反復練習することで完璧に習得することを目指します。

10月 講義内容:六部定位脈診とは

実技内容:脈の診方、証の決定 経絡治療の実際・実践

撓骨動脈に配当されている十二経脈、五(六)臓六腑の取り方と診る方法を自分自身と他の受講生で確認し合い、経絡治療の手順の中で最も重要な「証」を決定していきます。
脈診から得られた身体の虚実などの情報から経絡治療へとつなげていきます。まずは経絡治療のデモンストレーションを観ながら脈が変化していく様子を感じて、理解を深めます。

  • 一般的には三本の指で脈を診るのに、人差し指だけで脈を診る理由って?
  • 六部に配当されている十二経脈と五(六)臓六腑は何故その位置に配当されたの?
  • 脈って本当に上(浮)の部分と下(沈)の部分に分かれているの?
  • 同じ位置で診ているのに浮の部と沈の部を感じることはできるの?
  • 証を立てる効率的な方法って?
  • 脈診から考える疾病(病気)になる本当の理由って?
  • 診察、診断そして鍼灸治療するにあたって運用する陰陽五行って?
11月 講義内容:本治法で選択・使用される要穴とは

実技内容;本治法・腹部募穴へのアプローチ方法(補法の操作)

病の根本を治す方法で使用する経穴が選ばれた理由と、本治法と本治法に準じた腹部募穴に使用する手技の「補法」の操作を練習します。脈診で得られた脈証の正誤に加えて六陰経の流れている深さを確認できる瞬間です。

  • 本治法で使用される経穴は何故その経穴を選択したの?
  • 沢山ある鍼灸の手技の中、補法って?
  • 陰経脈の深さとその深さが設定した理由、その覚え方はあるの?
  • 難経六十九難の『虚すればその母を補い~』ってどういうこと?
  • 本治法をする意義や目的とは?
  • 腹部募穴(中脘穴、天枢穴、関元穴)を選択した理由は?
  • 補法する腹部募穴(中脘穴、天枢穴、関元穴)の意義や目的とは?
12月 講義内容:本治法・標治法・局所治療について

実技内容:標治法・後頭下線のアプローチ方法(瀉法の操作)

経絡治療の全行程と手順を分解すると本治法、標治法、局所治療に大別されます。その理論は難経六十九難によって導き出されていますが、それぞれに該当している主証と客証から導かれた経脈と臓腑を整える方法の意義と目的について学習します。
実技では標治法と後頭下線(天柱穴、風池穴、完骨穴)に瀉法の手技を練習します。

  • 主証と客証って?
  • 難経六十九難の『実すればその子を瀉す』ってどういうこと?
  • 標治法と局所治療は違うの?
  • 陽経脈の深さって?
  • 何故、標治法は瀉法するの?
  • 何故、局所治療は補法なの?
1月 講義内容:治療手順について

実技内容:背部兪穴のアプローチ方法(補法の操作)

臨床では症状の急性期と慢性期では治療を展開していく手順が異なります。急性期では標治法から、慢性期では本治法からアプローチし始めます。この治療を展開していく手順を入門コースで学び、実践を初級コースで学ぶための重要な単元になります。

実技練習では背部兪穴でのアプローチ方法に加えて補法の手技の反復練習をしていきます。また背部兪穴を見付ける方法を共有します。

  • どんな時に標治法からアプローチするの?
  • 標治法からアプローチし始めてその後はどのように治療を終えるの?
  • 何回か検脈(脈診)するタイミングで何を確認しているの?
  • 学校教育で学習することは異なる背部兪穴の取穴方法は?
2月 講義内容:要穴「五行穴」「五要穴」について

実技内容;標治法(陰経の瀉法)

学校教育で覚えなければいけない要穴、でも一番覚えることを避ける要穴。
経絡治療では最も重要な経穴のために多用される「要穴」の意義や目的を学習し直します。

  • 五行穴(井・榮・兪・経・合)の流れと流注の流れは何故違う経脈があるの?
  • 五行(木・火・土・金・水)と五行穴の組合せは陰経脈と陽経脈とでは何故違うの?
  • 五行穴それぞれの意味と臨床で使用する意義や目的って?
  • 五要穴(原・郄・絡・募・兪)の意義や使用目的は?
  • 五行穴の兪穴と五要穴の兪穴の違いとは?
  • 陰経脈の五行穴の兪穴は何故原穴なの?
  • 五要穴に使用するのは補法?瀉法?どっち?
3月 虚脈・実脈(脈状の把握(虚脈・実脈))
4月 浮脈・沈脈(脈状の把握(浮脈・沈脈))
5月 数脈・遅脈(脈状の把握(数脈・遅脈))
6月 滑脈・濇脈(脈状の把握(滑脈・濇脈))

全部で二十九脈あるとされる脈状。そのうち臨床で遭遇する機会の多い八祖脈を中心に脈の形状と臨床的意義を学習していきます。受講生同士で脈を診合い、それぞれ該当する脈状を打っていることを検脈して把握できる大切な単元です。

実技練習ではそれぞれの脈状を把握することと、経絡治療を最初から終わりまで一通りの流れ全てを練習します。

  • 七表・八裏・九道(動)の脈状の定義は?
  • 虚脈、実脈、浮脈、沈脈、数脈、遅脈、滑脈、濇脈の形ってどんななの?
  • 虚脈、実脈、浮脈、沈脈、数脈、遅脈、滑脈、濇脈のそれぞれどんな意味(臨床的意義)があるの?
    1. 虚脈が主証を決める際に重要視するのはなぜ?
    2. 沈脈が起きる状態って身体の中ではどのようなことが起こっているの?
    3. 浮脈が起きる状態って身体の中ではどのようなことが起こっているの?
    4. 実脈が起きる状態って身体の中ではどのようなことが起こっているの?
    5. 数脈が起きる状態って身体の中ではどのようなことが起こっているの?
    6. 遅脈が起きる状態って身体の中ではどのようなことが起こっているの?
    7. 滑脈が起きる状態って身体の中ではどのようなことが起こっているの?
    8. 濇脈が起きる状態って身体の中ではどのようなことが起こっているの?
7月 経絡病証・臓腑病証について(臓腑病証の刺鍼練習)

我々、経絡治療家は脈証、つまり脈診で診断(証立て)して治療を展開していきます。臨床では同じ症状、例えば腰痛や生理痛などの症状を経絡病証と臓腑病証に分ける必要があります。その分別は、より詳細な病態把握と治療する際の刺激量が完全に異なるからです。

つまり、最も重要としている東洋医学的診断(証立て)が経絡病証と臓腑病証では異なり、前半で学習した六部定位脈診で得られた情報では間違えてしまう、異なった診断(証立て)をしてしまうということです。これは「誤診」であり、そのまま治療をすると「誤治」になります。つまり患者さんを治すどころか悪化させてしまうことになり得ます。

誤治することは間違った治療を施していることになりますから、特に重い(悪い)病態の臓腑病証の患者様は一気に悪化していきます。この経絡病証と臓腑病証の分別を経絡治療家は脈証(脈だけ)で行うため、脈診と経絡治療を習得するために最も重要な単元の一つであり、習得を目指した多くの先輩達が挫折していった理由の一つを入門コース最後の回に学習していきます。

そして次のステップである臨床コース(初級コースと中級コース)に進んで頂き、その実際、実践を習得していきます。

  • 五臓六腑の他の臓腑って何?
  • 経絡病証と臓腑病証はどのような脈の違いが出るの?
  • 経絡病証と臓腑病証をどうして誤診(誤った証立て)をしてしまうの?
  • 経絡病証と臓腑病証の刺鍼する深さがどうして2倍ほど違うの?
  • 同じ腰痛、同じ生理痛でも経絡病証と臓腑病証ではどのようなメカニズム(病理と病態)で症状がでるの?
  • 経絡病証は外邪が病因、臓腑病証は内因や不内外因が病因になるのはどうして?
  • 病脈って強く打っているのはどうしてなの?
  • 六部定位脈診では弱い脈(虚脈)を探すけど、病脈は強く打っている。どうやって証を決めればいいの?

初級コース

来院頻度の高い疾病や症状に対して、入門コースで習得した経絡治療にプラスして当会独自の鍼灸治療法を学ぶコースです。経絡病証をメインに病理・病証を考え、脈状で説明していきます。

実技では習得した経絡治療の基本の治療の流れに、症状別に著効するアプローチする経穴を加えることで飛躍的に治療実績を上げることが可能になります。その極意を漏れなく共有していきます。

10月 急性腰痛・慢性腰痛の鍼灸治療

一生涯の内、腰痛を経験しない人はそう多くはありません。文字通り「身体の要」の腰、その痛みは様々な病理があります。脈診で病因と病理を探り、適切な治療法を施すことで急性の腰痛にも慢性腰痛にも対応が可能になります。今まで痛む腰にしか鍼灸治療をできなかったことが、下肢の遠隔部への鍼灸治療で改善するのか。そして本治法の素晴らしさを実感することができるでしょう。

  • 東洋医学では急性腰痛と慢性腰痛をどのように考えるのか?
  • 椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症をはじめ、腰痛をどのように考えるのか?
  • 激しい腰の痛みで横になれない患者さまへの対応方法は?
  • どこに通院しても治らない腰痛の鍼灸治療は?
  • 下肢にしびれや痛みの症状に対する鍼灸治療は?
  • 治療の際の注意点はどのようなものがあるのか?
  • 患者様への適切な術後指導や生活指導は?
11月 風邪・感冒の鍼灸治療

風邪(かぜ)は万病のもと。「風邪を治せたら(経絡)治療家として一人前。」と言われるほど風邪(かぜ)は鍼灸治療でしか治せないと考えています。その治療法とセルケアを全て教授します。

  • なぜ風邪を引くのか?そもそも感染するのは何故か?
  • インフルエンザや新型コロナウィルスに感染し、発症するのは何故か?
  • なぜ鍼灸治療が風邪を治せるのか?
  • 風邪薬を服用すると治るどころか悪化して、長引くのはなぜか?
  • 風邪の原因の風邪(ふうじゃ)は何なのか?
  • のどの痛みや違和感に時に使う経穴は濇脈診ではどのような脈状になっているのか?
  • 激しい咽頭痛や咳喘息の時に使う経穴は濇脈診ではどのような脈状になっているのか?
  • 気管支炎の時に使う経穴濇脈診ではどのような脈状になっているのか?
  • 鼻炎(鼻汁・鼻閉)に使う経穴は濇脈診ではどのような脈状になっているのか?
  • 胃腸症状の強い時に使用する経穴は濇脈診ではどのような脈状になっているのか?
  • 高熱(39℃以上)の時に使用する経穴は濇脈診ではどのような脈状になっているのか?
  • 痰を伴う咳が出ている時に使用する経穴は濇脈診ではどのような脈状になっているのか?
  • 痰を伴わない(空咳)の時に使用する経穴は濇脈診ではどのような脈状になっているのか?
  • 風邪・感冒の際の治療原則と治療の際に考慮することは何か?
  • 風邪の鍼灸治療後に患者様に伝えておくべきことは何か?
  • 適切な生活指導はどのようなことを伝えれば良いのか?
  • 風邪・感冒を予防する鍼灸治療とセルフケアはどのようなことをするのか?
12月 アレルギー性鼻炎・花粉症の鍼灸治療

東洋医学でアレルギーをどのように考え、「なぜ遺伝するのか」をあらゆる病気の本質と考える「精気の虚損」の意味を考えていきます。風邪・感冒症状と似ている症状であるため、風邪(ふうじゃ)の概念についてもう一度深めていきます。

  • 東洋医学ではアレルギーの病理メカニズムをどのように考えるのか?
  • アレルギー性鼻炎の脈って?
  • 治療方針はどのように考えるのか?
  • 発症前のアプローチ方法は?
  • 発症後のアプローチ方法は?
  • 治療の際に考慮することは?
  • 術後指導や生活指導は?
1月 頸肩腕痛の鍼灸治療

多くの患者様が悩む一つの症状。肩凝りから始まりますが、上肢のしびれと痛みに悩む患者様は本当に多いです。そして症状は同じでも、病理は多岐にわたる。脈診によって鑑別すべき病態を把握して治療を展開していく必要があります。遠隔部位によるアプローチに加えて、様々な病理に対応したアプローチ方法を学習していきます。

  • 上肢のしびれと痛みは経絡病証と臓腑病証で分類すると病理の違いは?
  • 症状の出ている経脈を脈診で確認する方法は?
  • しびれや痛みがある時の脈状は?
  • 頸部が原因のしびれをアプローチできる遠隔部の経穴はどこ?
  • 正中神経障害、橈骨神経障害、尺骨神経障害の際に使用する経穴は?
  • 胸郭出口症候群の際に使用する経穴は?
  • 術後指導や生活指導は?
2月 頭痛の鍼灸治療

女性が訴える最も多い症状の一つ。疾病名ではなく症状が病気の名前になって定着していますが、様々なメカニズムで発症するため多くの種類の頭痛が存在します。まずは鍼灸治療が適応できない頭痛と適応できる頭痛を明確にしていき、種類に合わせたアプローチ方法を学習していきます。

  • 頭痛を起こす病因は何か?
  • その病因はどのようなメカニズムで各種の頭痛を起こすのか?
  • 太陽経頭痛とは?陽明経頭痛とは?少陽経頭痛とは?その時におこる脈状とそれぞれのアプローチ方法は?
  • 太陰経頭痛とは?少陰経頭痛とは?厥陰経頭痛とは?その時におこる脈状とそれぞれのアプローチ方法は?
  • 血管拍動性頭痛に使う経穴は?
  • ストレス性頭痛に使う経穴は?
  • 頭痛と考えられる頭部の神経痛はどの経穴を使ってアプローチするの?
  • 術後指導や生活指導は?
3月 月経痛の鍼灸治療

女性の殆どが生理中、生理前に下腹部痛、頭痛、腰痛に悩まされています。それらの症状を鎮痛剤などの対症療法で抑えている。中には10歳台から鎮痛剤などを服用している背景から胃癌へと移行していく女性も多いことはあまり知られていません。

器質的変化している子宮や卵巣が問題を起こしている場合や婦人科や医療機関で原因がはっきりと判明しない場合の生理痛に対するアプローチ方法を学習していきます。

  • 月経と月経痛について
  • 様々な月経痛について
  • 月経や妊娠に関する東洋医学的な考察は?
  • 原因が特定できない月経痛の病理は?
  • 原因が特定できている月経痛の病理は?
  • 月経のときに現れる脈状って?
  • 月経前のアプローチ法と排卵前のアプローチ法は違うの?
  • 腹部の硬結や圧痛に対するアプローチ方法って?
  • 治療の頻度と回数は?
  • 月経困難症と月経前緊張症候群での来院日は違うの?
  • 生活指導や術後指導について
4月 膝関節痛の鍼灸治療

罹患する患者数は腰痛の方が多いですが、一人あたりの来院頻度が腰痛よりも多い膝関節痛。人体の中で股関節に次ぐ大きな関節は荷重関節では最も多く痛みが発生します。その中には西洋医学的にも原因が明らかにならないものや変形が著しいものもあります。

患者様が来院された時に痛みをゼロにする施術を行えれば、次回の来院にもつながり、悪化しないで完治することが可能になります。鍼灸治療を受けるまで経過や背景の長い患者様に対応できるアプローチ方法を紹介していきます。

  • 東洋医学的な「膝」についてと膝の構成にどのように考えるの?
  • 膝関節痛を東洋医学ではどのように説明するの?
  • 東洋医学的に「変形」ってどのように考えるの?
  • 原因が分からない膝関節痛へのアプローチ方法は?
  • 膝関節痛に直接アプローチしない方法って?
5月 便秘症の鍼灸治療

女性の訴える症状の内、メインではないけど、訴えることが多い症状です。訴えとしては便の量が少ない、硬い、排便しにくい、回数が少ない、便遺残感がある、などですが、我々鍼灸師は通常の排便回数の定義すら知らないことが多いのではないでしょうか。

腹部にアプローチせずにスムーズな排便を促す鍼灸治療をしていきます。受講中にトイレに駆け込む受講生もいる方法を実技では練習していきます。

  • 一般的な通常の一日の排便回数は?
  • 便秘の定義は?
  • 便の内容の内訳は?
  • 便秘の分類について
  • 便秘の病因とそのメカニズムは?
  • 脈診では便秘はどのような脈になるの?
  • 便秘に有効な経穴は?
  • 便秘の時の食事に気をつけるには?
  • 便秘を解消する便通体操ってどのようにするの?
6月 肩関節痛の鍼灸治療

「いわゆる五十肩」が鍼灸治療を受ける方が圧倒的に多いと考えていますが、進行期と拘縮期の肩関節周囲炎、特に拘縮された肩関節には手を焼かれていると思います。

局所だけ、肩関節だけのアプローチだけではなかなか改善しません。そのような場合には経絡を介したアプローチ方法はとても有効な方法になります。肩関節にトラブルのある方に実技のデモンストレーションを観て、受講生同士で練習して実感してもらいます。

  • なぜ肩関節周囲炎になるの?
  • 原因の特定できない肩関節の痛みを東洋医学的ではどう考えるの?
  • 経絡を介したアプローチ方法はどうやるの?
    • 急性の肩関節痛の遠隔治療について
    • 慢性の肩関節痛の治療について
  • 肩関節が拘縮している場合のアプローチ方法はどうやるの?
  • 経絡を介して鎮痛や関節可動域をアップさせるアプローチ方法は?
  • 術後指導と生活指導について
    • 急性の肩関節痛の場合
    • 慢性の肩関節痛の場合
7月 下痢症の鍼灸治療

便通異常として訴えの多い下痢症。概念や分類を理解し、発生機序からも考えていくことはとても重要で、予後不良の下痢症や精密検査の必要性のある下痢症もあります。我々経絡治療家はそれらを問診も含めて、脈診(脈状)から推察していきます。何故便が緩くなるのか。精神的なものなのか?飲食によるものなのか?病因と病理を理解して推察して鍼灸治療を展開していきます。

  • 下痢の時の脈状はどのような脈なの?
  • なぜ湿邪や寒邪などの外因が下痢を起こすのか?
  • なぜ内因(精神的なストレス)で下痢を起こすのか?
  • なぜ飲食の五味を偏って摂取すると下痢を起こすのか?
  • 急性の下痢に有効な経穴はどこ?
  • 慢性の下痢に有効な経穴はどこ?
  • 食当たりの特効穴はどこ?
  • 下痢症状の際の生活・術後指導は?

中級コース

初級コースよりも難易度の高い疾病(臓腑病証)に対応できるアプローチ方法を共有しています。

10月 高血圧症の鍼灸治療

高血圧は虚血性心疾患、脳卒中、腎不全の発症原因と認識されていますが、無症状のため軽視されているためサイレントキラーと言われています。厚生労働省は男女共に最も通院者率が高い疾患として公表していて、4000万人の高血圧患者いると推定されています。適切な鍼灸治療をすると血圧はコントロールできるので、気温が下降し始める季節の前に受講生に共有して地域医療の一端を担って頂きたいと考えてします。

東洋医学では「厥」「厥逆」と称され、病因と病理・病証を理解し、実技練習では「厥」「厥逆」を解消する方法を共有して、習得していきます。

  • 血圧が高くなると不利なことは?
  • 高血圧の怖さを患者さんに伝えるカウンセリングとは?
  • 高血圧に有効な経穴とそのアプローチ方法が?
  • 低血圧に有効な経穴は?
  • 効果的な食事療法は?
  • 減塩生活を送るための秘訣とは?
  • なぜ運動療法が有効であるのか?
11月 アトピー性皮膚炎・蕁麻疹の鍼灸治療

いまだ原因が分かっていないため西洋医学ではステロイド剤に頼る対症療法が通常ですが、鍼灸治療で体質改善を行うことで完治することが可能であると考えています。皮膚疾患、特に「かゆみ」に対する東洋医学に対する考え方やアプローチ方法を学習していきます。

  • 病因の1つである風邪(ふうじゃ)について、更に深く概念を考える。
  • 皮膚がかゆくなる東洋医学的なメカニズムは?
  • 何故、肘窩や膝窩、または顔面部や頭頸部に多くかゆみの症状が出るのか?
  • 免疫力を調節する経穴って?
  • 皮膚疾患に対応する経穴って?
  • かゆみに有効な経穴って?
  • デトックス効果のある経穴って?
  • かゆみを抑える生活指導(衣服、入浴など)って?
12月 妊婦さんへの鍼灸治療

近年の少子化や晩婚化により安産に対する要望が増え、様々な情報から鍼灸治療を妊娠した生活に取り入れる妊婦さんは多くなってきました。その背景として妊娠中の様々な変化に対して体調を整えることが、胎児の発育や母体の影響に及ぼす薬物療法や西洋医学的な治療法では対応できないことが認識されつつあるためです。

鍼灸治療の所見も脈診を重視する経絡治療が妊婦さんに最適だと考えています。新しい‘いのち’の誕生について妊娠を通して東洋医学における発生学を学ぶ機会となります。

  • 安定期前に鍼灸治療をしていいのか?
  • 東洋医学で妊娠はどのように考えるのか?
  • 妊娠の脈ってどんななの?
  • 妊娠の滑脈と病脈の滑脈の違いは?
  • 東洋医学の発生学と臨月までの脈は?
  • 胎児の性別を脈診で把握するには?
  • デリケートに考えがちの妊婦さんの治療の大原則とは?
  • 妊婦さんが訴える主症状の治療は?
    • 悪阻(つわり)
    • 切迫流産
    • 稽留流産後(中絶後)の出血を止める
    • 逆子
    • 妊娠中毒症
    • マタニティーブルー
  • 妊婦さんの生活指導について
  • 更に積極的なセルフケアついて
1月 関節リウマチの鍼灸治療

全国で70~80万人を超える患者さまがいると推定されており、全身の関節の炎症が起きるため、腫れや痛みに苦しみ、次第に関節は破壊されて関節の変形が起こる関節リウマチ。

免疫の異常と考えられていますが、詳細は不明のままであるために対症療法でしか西洋医学では対応できない現状です。その関節リウマチに東洋医学は体質改善をしながら、関節を破壊しないように炎症を沈め、変形しないアプローチをしていきます。

  • 東洋医学で関節リウマチの症状をどのように考えるか?
  • 骨破壊を止める処置とは?
  • 自己免疫を調節する経穴って?
  • 活動期と寛解期の生活指導は?
  • 関節リウマチに有効な食事とは?
2月 動悸・不整脈の鍼灸治療

主症状で来院されることは少ないかもしれませんが、愁訴の中には動悸や不整脈を訴える患者様はとても多いです。動悸とはどういうものか?不整脈はどういうものか?から学習して、東洋医学においての動悸・不整脈のメカニズムを学習してきます。

このメカニズムは検査をしても問題が見付からない場合に大いに役立ちます。

  • 頻脈や徐脈は不整脈に含まれるの?
  • 鍼灸治療が禁忌の動悸や不整脈とは?
  • 動悸(心悸亢進)が起こる東洋医学的メカニズムは?
  • 不整脈を起こす東洋医学的メカニズムは?
  • 不整脈の脈状とはどんな脈?
  • 動悸・不整脈を予防する経穴って?
  • 動悸・不整脈を起こしている時の所見は?
  • その所見を解消する処置は?
  • 動悸・不整脈の術後・生活指導は?
3月 うつ病の鍼灸治療

日本では100人の約6人が一生涯のうちに「うつ病」を経験しているという調査結果があります。女性においては妊娠や出産、更年期などのライフステージにおいて症状が出るケースがあります。このような心(こころ)の、精神的な症状は何故起きるのか。東洋医学では心身を陰と陽で考えます。

精神や感情などの心の部分は見えないので「陽」として、身体の部分は見えるので「陰」として考えていくと、この見えない心に対してのアプローチ方法が簡単に考えられ、対応することが可能となります。我々、経絡治療家がうつ病などの精神的疾患に対して有効であることが臨床現場では報告されています。

  • うつ病をはじめとする精神疾患の際の医療面接やカウンセリングで必須の傾聴って?
  • うつ病になりやすい患者さんの思考についての見解
  • うつ病の症状ついて
  • うつ病の種類について
  • うつ病の古典について
  • 七情の気が偏勝すると五神が傷られる病理的な機序は?
  • うつ病の時の脈状は?
  • 精神的なストレスが多い時の所見は?
  • その所見を解消する処置は?
  • 頭脳明晰にする経穴ってどこ?
  • 精神的なストレスに身柱穴が効果的な理由とは?
  • 近親者が精神的疾病を患っている経験(家族歴)がある時に有効な経穴って?
  • 上記以外で有効な経穴ってどこ?
  • うつ病の患者さんの治療の際に考慮することは?
  • 術後指導・生活指導について
4月 逆流性食道炎の鍼灸治療

花粉症や高血圧症と並び近年罹患率が急激に伸びているが、国民病の一つとして認知されていない逆流性食道炎。原因と考えられるものは現代社会の生活を反映していることもあり、生活習慣病であると言っても過言ではありません。

ほとんど高齢者が胃酸を抑える薬を服用している理由は逆流性食道炎があるためで、近年は若年化している背景があり、本コースのカリキュラムに加えました。

  • 逆流性食道炎のチェック項目、10項目とは?
  • 東洋医学から考察する逆流性食道炎とは?
  • 逆流性食道炎の脈状ってどんなの?
  • 逆流性食道炎の所見はどのようなものがあるの?
  • その所見を解消する処置は?
  • 生活指導において不可欠な食事指導や食事療法は?避ける3つの食材とは?
  • 生活指導に運動療法は必要なの?
  • なぜ逆流性食道炎の生活指導に良質な睡眠はなぜ必要なの?
5月 眩暈・目眩・めまいの鍼灸治療

身体の回転感、動揺感、昇降感、傾斜感をめまいとしていますが、めまいの概念は脳貧血を含んだり、意識障害を伴った精神的、身体的平衡障害など多岐にわたります。まずは現代医学における分類をし、末梢性のめまいを治療する上で必要な概念と所見を学習していきます。
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そして東洋医学における分類を季節にめまい、耳に開竅する腎によるめまいで説明していきます。その後に各種めまいの鍼灸治療を実技で練習してきます。

  • 貧血と脳貧血の違いって?
  • ヒトの平衡感覚って?
  • 中枢性のめまいと末梢性のめまいってどう違うの?
  • 自律神経失調症や恐怖症もめまいを起こすの?
  • めまい全般に使用できる有効な経穴って?
  • 天候による憎悪するめまいに有効な経穴って?
  • 月経により憎悪するめまいに有効な経穴って?
  • 自律神経失調症によるめまいに有効な経穴って?
  • 恐怖症によるめまいに有効な経穴って?
  • めまいに有効な運動療法はどのようなもの?
6月 甲状腺機能亢進症の鍼灸治療

甲状腺ホルモンは物質代謝、発育、精神機能に大きく関わり、身体の殆どの組織に影響を及ぼします。過剰に分泌されると全身の臓器細胞の働きが過剰になりますので、肉体及び精神に様々な影響を及ぼし、日常生活に支障をきたす疾病です。

東洋医学から考察すると甲状腺の機能は右腎(命門)の機能と酷似しています。流注からも考察すると甲状腺は腎経との関連性が高いと考えられます。この腎・腎経と考えられる甲状腺を整える鍼灸治療を共有していきます。

  • 多岐にわたる甲状腺機能亢進症の症状を脈状から考えられた病理って?
  • 甲状腺腫
  • 頻脈、息が荒い、発汗過多
  • 生理不順、月経寡少
  • 動悸や頻脈
  • 食欲亢進、進行すると痩せていく
  • 精神症状、神経質
  • 眼球突出、眼瞼痙攣、筋力低下、手指振戦
  • 甲状腺機能亢進症で現れる所見とその治療点についてどのように決めるの?
  • 下垂体に働きかける経穴ってどこ?
  • 来院(治療)頻度を決めるうえで考慮する事項って?
  • 食事において禁止する食品と制限する食品って?
  • 食事において適切な食品って?
7月 不妊症の鍼灸治療

子宝に恵まれない夫婦は増加傾向にあり、生殖医療の飛躍的な医療技術の向上であっても少子化に歯止めがかからない状況です。つまり最終的には卵子と精子の力、受精卵と母体の受け入れる能力にかかってきます。

そして妊娠率を上げるには患者さんの体質を改善する方法以外はなく、経絡治療はこの患者さんの「余力」ともいうべき能力を飛躍的にアップする「きっかけ」を与えることが可能です。妊娠や出産には「余力」がとても必要で、経絡治療はその「余力」を増やすことが可能なのです。

  • 不妊症の病理は腎だけ衰え、腎虚なの?
  • 不妊症の脈状は?その脈状から考えられる随伴する症状は?
  • 婦人科全般に使える経穴は三陰交以外にあるの?
  • 要穴でもない三陰交を何故婦人科系は使用するの?
  • 女性ホルモンを増やす、働きかける経穴ってどこ?
  • 糖質制限を薦められた方に使用する経穴ってどこ?
  • 冷えを解消する経穴ってどこ?
  • 妊活の精神的なストレスを解消する経穴ってどこ?
  • 悪い遺伝を軽減させる経穴ってどこ?
  • 卵巣の働きを改善する経穴ってどこ?
  • 卵巣や子宮の静脈やリンパの還流を促進させる経穴ってどこ?
  • 体を冷やさないようにする生活指導って?
  • 子宝に恵まれる食材と食事療法って?
  • 子宝に恵まれるセルフケアってどのようなことをするの?

上級コース

最上コースでは東洋医学的な生理学と脈状を学ぶ内容が中心となります。
経絡治療をより深く学びたい方が勉強するコースです。

9月 臓腑の陰陽(生理学)・五臓の平脈

脈診で生体を把握して鍼灸治療を展開していく経絡治療家の我々が最も重要視する陰陽(学説)の概念。古典では「あらゆる事象は陰陽の原理の外に出ない」という考えから経脈、臓腑の構造や機能を全て陰陽学説に当てはめ、説明されています。

1359年に脈診の大家、滑泊仁は「身体の陰陽を把握するのは脈診である」。と述べており、身体という小宇宙を陰陽で診ることは世界の本質まで観ていくことにつながるとも述べていました。この陰陽を臓腑の生理学として、もっと深く探究し、学習していきます。

  • 陰陽について
    1. 分類の論理
    2. 統合の論理
    3. 盛衰の論理
    4. 転化の論理
    5. 可分の論理
  • 臓の生理について(肝、心、心包、脾、肺、腎)
    • それぞれの臓の精気に陰気と陽気が存在する
  • 腑の生理について(胆、小腸、三焦、胃、大腸、膀胱)
  • 奇恒の腑の生理について
  • 五臓の平脈は何故その脈状をしているのか?
10月 右腎 / 左腎 伏脈 / 濡脈

五臓六腑の中で唯一、二つある「腎」。左腎に陰気、右腎に陽気を別々に持ち合わせており生命の根源として存在し、次世代への生命の本である「精・気・神を継承する」機能と生殖、成長に関連し、水分代謝を行うマルチな臓を中心に学習していきます。

脈状では腎の平脈に関係が深い

  • 右腎と左腎の位置は?
  • 右腎と左腎の機能は?
    • 先天性の機能について
    • 後天性の機能について
  • 腎の平脈と三焦の平脈の脈状は?
  • 右腎に関わる疾病と病理について
  • 左腎が関わる疾病と病理について
11月 気血論

人を治す鍼灸を施すということは、気と血の存在を認識する必要があり、気と血の作用を理解することが不可欠なことと考えています。東洋医学で生命の根源と考える気と血を探究することは永遠に取り組み、日々の臨床に向かうべきです。

  • 気とは?
    • 原気の生成、働き、流注について
  • 精気の生成、働き、流注について
  • 営気の生成、働き、流注について
    • 身体の全経脈を一日50周するのはどうして?
  • 衛気の生成、働き、流注について
  • 宗気の生成、働き、流注について
  • 血とは?
    • 血の生成について
    • 血の再生について
    • 血の生成と各臓の精気の関係
    • 血の循行について
    • 血の循行と各臓の関係性
12月 経絡病証・臓腑病証の病因・病理

東洋医学の疾病観じゃ天候の変化、過度の精神的感動、飲食の不適、過労などの身体の内界と外界の様々な要因となり、生体内の陰陽、気血、臓腑、経絡などの不調和が引き起こされ、調節困難な状況に陥ると、様々な病的状態を顕します。それを経絡病証と臓腑病証に分類し、病因、病因の伝播、病理を学習していきます。

  • 外感、内傷って?
  • 病因の特徴とは?
  • 疾病の根本原因は?
  • 外因の特徴について
  • 内因の特徴について
  • 不内外因の特徴について
  • 五臓の臨床所見と病理については?
1月 脾胃論 / 胃の気 / 緩脈

五行の中央に鎮座する「土」に配当される臓腑「脾と胃」は五臓の中央で鎮座します。「脾胃」は現代医学の膵臓や脾臓と胃袋の機能として考えるだけでは説明がつかない機能を併せ持っていますが、解剖学では霊枢の腸胃篇で現代医学と同じに正確な詳細を述べています。臨床では当会の経絡治療は中医学の証立てとは異なること。そして消化器症状の際に安易に主証を脾虚証とせずに客証として考えて、陰経の瀉法という他流派と異なったアプローチ法を行います。これは脾と胃は表裏一体となって機能し、他の4臓をコントロールしているためです。
大地の恵みである陰の精気を水穀(飲食物)として摂取し、全身を栄養する「気・営気」を作り出し、さらに「血・営血」や「津液」をも作り出していく脾胃について深めていきます。

  • 脾と胃、そして脾胃の生理、位置、構造とは?
  • 後天の気(精)とは?
  • 胃の気とは?
  • 脾胃の蔵象とは?
  • 鍼灸治療と湯液(漢方)治療における脾胃に対する相違点とは?
  • 脾胃(消化器)の症状をアプローチするうえで注意する点とは?
  • 経絡病証と臓腑病証の脾胃のアプローチ方法の臨床例とは?
2月 衛気について / 三焦について

人体をパトロールする精気の一つである衛気。生成は大腸でなされ、水穀から生成される。黄帝内経の霊枢では衛気の本体は「リンパ液」であり、機能は「神経系」であると考える記述をもとに衛気について詳しく学習していきます。また経絡治療がどうして有効なのか?免疫力を上げることが可能であるのかを学習していきます。

  • 衛気とは?
  • 衛気の走行順序と機能は?
  • 衛気と睡眠について
  • 衛気と自律神経の日内変動のゆらぎについて
  • 衛気による発汗機序ついて
  • 衛気と鍼灸治療について
  • 衛気がリンパ液と考えるにあたって三焦がリンパ管と考えるについて
  • 衛気は腸内細菌なのか?
  • 衛気の状態は脈診ではどの部分で診るのであろうか?

古典で「名有って形無き」と説明される三焦は、本体は衛気や原気を容れる器である全身。六腑としての三焦。そして躯幹を3つに分けてリンパ管とすることが書かれています。それらを学習していき、全身調整する経絡治療が有効なのかを共有していく単元です。

  • 躯幹を三つにした三焦の解釈とは?
  • 三焦(上焦、中焦、下焦)の経路とは?
  • 六腑としての三焦の解釈とは?
  • 何故、原気の通り道であるのか?
  • 何故、衛気と関係が深いのか?
  • 三焦の西洋医学的は解釈とは?
  • 三焦病の際にアプローチ方法とアプローチする経穴は?
3月 細脈 / 濇脈 / 弦脈 / 緊脈 / 短脈
4月 微脈 / 弱脈 / 濡脈 / 牢脈 / 伏匿の脈

二十九脈ある脈状。入門コースで学習した八祖脈以外の十脈の形状と臨床的意義を学習していきます。

  • それぞれ七表・八裏・九道(動)のどれに配属するのか?
  • それぞれの脈の形って?
  • それぞれの脈の意味(臨床的意義)があるの?
  • 伏匿の脈は何故隠れるのか?
  • 牢脈は帯びる脈状の完全型なの?

5月~7月は学校教育では学習しない経絡系統について深く学習していきます。経絡治療を施す鍼灸師にとって必ず必要な知識と考えています。それぞれの概念から派生した治療法をこれまで取得した経絡治療にプラスしてアプローチすることで飛躍的に臨床力が向上します。

5月 経筋について

経筋とは運動器系愁訴を主体とした経絡系統のことです。正経上の流注にあり、流注上の筋肉と関係が深いため運動機能に関係した症状に対して経筋を介した治療はとても有効なアプローチ方法です。

  • 経筋とは?
  • 経筋による診断と治療について
  • 十二経筋(経筋病)の診断点と治療点について
  • 足太陽経筋の流注と病症について
  • 足少陽経筋の流注と病症について
  • 足陽明経筋の流注と病症について
  • 手太陽経筋の流注と病症について
  • 手少陽経筋の流注と病症について
  • 手陽明経筋の流注と病症について
  • 足太陰経筋の流注と病症について
  • 足少陰経筋の流注と病症について
  • 足厥陰経筋の流注と病症について
  • 手太陰経筋の流注と病症について
  • 手少陰経筋の流注と病症について
  • 手厥陰経筋の流注と病症について
  • 各部位の治療ポイントについて
6月 奇経について

「いのち」を機能的に維持するために必要不可欠な構造物でありながら目視できない経脈。そのうちの奇経脈は正経脈とは異なり、分枝でもない存在の経脈の一つ。
次世代へ「いのち」を繋ぐ(維ぐ)役割を担っており、先天の精気と後天の精気、そして邪気を受ける独自のルートとなります。この奇経脈について見識を深め、臨床の際に応用して様々な症状や疾病に対応していきましょう。

実技練習では経絡治療に奇経治療を加えて臨床力を上げる方法を共有していきます。

  • 奇経の概要について
  • 奇経とは?
  • 奇経の病について
  • 奇経の病証について
  • 奇経治療について
  • 奇経治療に用いられる主治穴について
  • 督脈の流注について(別絡1)(別絡2)と病証
  • 陽濇脈の流注と病証について
  • 陽維脈の流注と病証について
  • 帯脈の流注と病証について
  • 任脈の流注と病証について
  • 陰濇脈の流注と病証について
  • 陰維脈の流注と病証について
  • 衝脈の流注と病証について
7月 経別について

「優れた臨床家は十二経脈に精通することの困難さをよく理解しており、慎重に対処している。」と経別篇の第一章で黄帝が述べています。まずは別行の正経と呼ばれる経別について学習して、経絡に対して更に深めて学習していきます。実技練習では臓腑(が関連する)病証で著効する経別治療を是非マスターしてほしいです。

  • 経別とは?
  • 腎・膀胱経別とは?
  • 肝・胆経別とは?
  • 脾・胃経別とは?
  • 心・小腸経別とは?
  • 心包・三焦経別とは?
  • 肺・大腸経別とは?
  • 補足)絡穴について
  • 経別治療の適応症と診断点、治療点について

*カリキュラムは年度ごとや開催状況、世界情勢に合わせて変更する場合があります。

特別講義

臨床現場で十分に有効な単発受講の内容です。不定期で開催しております。

  • 小児鍼法について
  • 食養生について
  • お灸漬け(灸療法)
  • 皮内鍼法について
  • 急性外傷の鍼灸治療
  • 肋間神経痛の鍼灸治療
  • 自律神経失調症の鍼灸治療
  • 起立性調節障害の鍼灸治療
  • 糖尿病の鍼灸治療
お申し込み・お問合わせは「お電話」または「24時間受け付けの専用フォーム」より承ります。
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